カープ本：ノムケン、優勝させてやりたかったなぁ。「変わるしかなかった。」、読みました。

変わるしかなかった。

 5年在籍した間に一度も優勝したことのない監督を「名将」と呼ぶことはできないかもしれないが、長いカープの暗黒時代を耐え忍び、2年連続CS出場まで導いた功績は大きいと思う。日替わりの選手起用なんかは批判はされていたけど、それも彼なりの理由があったのだろう。

そんな彼のもとで、丸や菊池を始めとする若手が伸びたのも事実だ。「育てながら勝つ」という難しい仕事をもう少しのところまで進めてきたのだ。去年、優勝させてやりたかったなぁ。残されたメンバーには、今年こそ「勝てる」チームに変わったカープを見せて欲しい。

最後に、黒田とのエピソードあり。不仲とか言われてたけど、そんなことはなさそう。12月に飯を食いながら話をしたり、12月27日の発表の1週間前に黒田から相談のメールがあったそうだ。黒田の復帰に一役買ったとしたら、もしかして、ノムケンの最後の功績になるのかもしれない。