hamachobiの鯉日記

カープに関することを書いていきます

今日のカープ本:『甦る炎のストッパー 津田恒美』 やっと彼の話を冷静に読めるようになりました。

 

甦る炎のストッパー 津田恒美

甦る炎のストッパー 津田恒美

 

 彼が、亡くなってから22年がたった。もちろん、これまでも津田恒美の話を書いた本はあったし、目を通していたんだけど、あまりにも辛すぎて、ちゃんと読むことができなかった。

あれから20年以上が経ち、自分も脳出血で倒れるという経験をした。そのせいか、彼のことがより身近に感じる。ということで、この本を手に取ったんだけど、実はこの本は彼の闘病生活にはあまり触れていない。むしろ、素晴らしいピッチャーだった津田恒美にフォーカスし、彼の野球人生を高校時代、ノンプロ時代、そしてカープ時代を知る人達の証言で、描いている。

今更ながら、津田という投手の凄さが伝わってくる。彼は病に倒れた悲運の投手として記憶されるのではなく、どんな打者にも怯むことなく立ち向かっていった剛速球投手として記憶されるべきなのだ。