hamachobiの鯉日記

カープに関することを書いていきます

今日のカープ本:『精神科医が語る熱狂の広島カープ論』

 

 

精神科医が語る熱狂の広島カープ論

精神科医が語る熱狂の広島カープ論

 

 なんだろう、この違和感は。著者がカープファンなのは間違いないんだろうし、精神科医であることも本当なんだろうけど、カープの球団経営をトヨタと比較したりして、カープがいかに愛すべき存在かを語るなんて、どうなんだろう?

野球チームって一般企業じゃないよね。もっと厳しい競争社会。終身雇用制がいいとか、日本的な経営がいいとか、カープは従業員(選手)に優しいからいいんだみたいな論調は、なんか違うな。

特にこういう愛すべき球団にしてきたのは、オーナーだろうに、今のカープの低迷はオーナーのせいだと結論付けてるのはいかがなものか。

私も選手たちを大切にするカープはとても良いと思うし、これからもそうあって欲しいと思うけど、この20年以上に及ぶ低迷を招いたのは、適切な補強、言い換えれば、必要な投資を怠った経営陣、オーナーの責任が重いと思う。

1975年以来の黒字経営は偉いけど、1991年以来優勝できない野球チームは情けない。仲良しこよしもいいけど、他の球団との競争に勝てないんじゃしょうがない。