hamachobiの鯉日記

カープに関することを書いていきます

今日のカープ本:『初優勝 PLAYBACK1975.10.15 ― 広島東洋カープがもっとも燃えた日。』

 

 1975年のカープの初優勝を決めた試合を試合開始から試合終了、優勝決定の瞬間までを丁寧に追った一冊。合間合間に、古葉監督を始めとする当時の赤ヘル戦士たちのエピソードを交えながら、3時間余の試合を1冊の素晴らしい読み物にまとめている。

当時、自分は少年野球を始めたばかりの小学生(年がバレちゃうけど)。野球狂の父親の影響もあって、野球に夢中だった。

東京に住んでいたので、周りはジャイアンツの帽子をかぶった少年ばかり。そんな中、このカープの快進撃が始まり、ちらほらと赤い帽子も目につくようになった。

有名なエピソードである、山本浩二と衣笠のオールスターでのダブルアベックホームランもよく覚えている。

この優勝のシーンもテレビで観てたのか、ラジオで聴いていたのか、かすかに記憶に残っている。

この本を読んで、外木場、大下、三村、水沼、水谷、金城、なんて往年のカープの名選手の名前を目にすると、なんだか忘れてた当時のことが思い出されて、不覚にも涙が出そうになった。

この本は、カープの初優勝を知らない若いカープファンや1975年当時すでに大人だったカープファンが読んでも楽しめる本だと思うけど、私のように当時子どもで記憶も曖昧な元野球少年が読むのが一番楽しめるような気がする。(読者層が相当狭まるけど)

こういう本が出るってことは、今年こそ優勝するんじゃないか、そんな気がしてきた。

ガンバレ、カープ