今日のカープ本:『赤ヘル偉人伝 ~広島カープ黄金戦士かく語りき』
作者のグレート巨砲という名前も聞き覚えもなかったが、帯の「カープ男子に捧ぐ」という惹句に惹かれて購入。
ブブカに連載されていた記事をまとめたとのことだけど、残念ながら、読んでなかったのが悔やまれるぐらいの内容。
「カープ男子」というけれど、正確に言えば、カープの初優勝から10年ぐらいの黄金期をリアルタイムで知っている「カープ中年男性」、いや「カープおっさん」向けの内容。
高橋慶彦から山本浩二まで、計12人のインタビューが掲載されているけど、ここまでの人をいちどに集めたインタビュー集は記憶に無い。読んでいて、実は、この本はモノスゴイ本じゃないのか、今後、二度とこんな本は出ないんじゃないのかって思い始めた。
恐るべし、グレート巨砲。恐るべし、ブブカ。
全てのインタビューを興奮して読んだが、それよりも、表紙の赤ヘルが三村敏之の赤ヘルだったことを知った時に胸を突かれた。
グレート巨砲、よく分かってる。三村敏之こそ、あの初優勝を支えた功労者の一人だった。彼のプレーこそ、カープ野球そのものだった。
ああいう二番打者がいたから、カープは、強かったんだよなぁ。