今日のカープ本:つかさまこと『愛が降る球場物語』
だいぶ前に紹介した本を読み終えたので再度紹介。
Amazonの内容紹介は次のとおり。
なんとこれは刑務所の囚人たちのストーリーです。
・尾道に実在する高齢者専用の受刑者施設をモデルに看守長と受刑者の物語です。
・尾道・広島・広島市民球場を舞台に繰り広げる愛といのちの感動作です。
と、これだけではよく分からないんだけど、たしかに映画の脚本をもとに小説化されたということで、とても感動的なクライマックス。まさか、前田智徳が最後に登場するなんて...
この表紙の絵がこの小説の全てを言い表してるんだって、読み終えて初めて分かった。改めて、いい表紙だ。
小説の時代設定は、昭和20年の原爆投下から旧市民球場最後の年まで。終わりの方では新球場建設のための樽募金のエピソードもあったりと、広島とカープが歩んできた歴史が凝縮されたような話。25年ぶりの優勝を果たした今年に出版されたことが偶然でない何かを感じさせる。今年は、「広島」の年だったんだなぁ。
前にも書いたんだけど、クラウドファンディングで、わずかながら投資をさせていただいたので、そのお礼にもらったポストカードはいい記念になった。でも奥付けに書かれた自分の名前が間違ってるのはちょっと残念。