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hamachobiの鯉日記

カープに関することを書いていきます

今日のカープ本:鎮勝也『二人のエース 広島カープ弱小時代を支えた男たち (講談社+α文庫)』

 

二人のエース 広島カープ弱小時代を支えた男たち (講談社+α文庫)
 

 表紙の「1975年も広島は神ってた!」っていう言葉から1975年の初優勝のときのエピソードをまとめたものかと思いきや、1975年の話は出ては来るけども分量的に少なく、むしろ、60年代後半から初優勝までのカープの苦闘の日々を、その当時カープを支えてきた2人の投手を中心に描いている今までなかなかなかった本。

殿堂入りした外木場義郎はともかく、安仁屋宗八を知っているのは、古くからのカープファンか野球ファンだろう。

幸い、自分は75年の初優勝もおぼろげに記憶があり、外木場義郎という大投手の存在も、当時阪神に移っていた安仁屋宗八というピッチャーも覚えていたので、非常に興味深く読めた。

2人ともシーズン300イニング登板とか、今の常識では考えられないような活躍をし、カープを支えてきたが、かたやカープで初優勝をした時の栄光を知る外木場、かたや前年に阪神にトレードされ、ライバルとして戦った安仁屋。対照的な二人だが、その二人にスポットライトを当てたなかなかタイムリーなノンフィクションなんだけど、残念なのは、あとがきに書かれたように、二人の直接取材が許されなかったこと。ライバルだった王貞治や当時の監督だった古葉さんなどの証言を元にかかれているのはいいんだけど、今ひとつ、深みがないのが残念。

是非。直接取材をして改訂版を出して欲しい。この二人を題材にしたノンフィクションが、今後出されることはないように思うから。