hamachobiの鯉日記

カープに関することを書いていきます

今日のカープ本:『江夏の21球 (角川新書)』

 

江夏の21球 (角川新書)

江夏の21球 (角川新書)

 

 山際淳司のスポーツノンフィクションの名作、「江夏の21球 」はもう何度も読んだけど、こうやって山際淳司の野球作品が集められて出版されたとあれば買わずにはおられまい。

山際淳司が亡くなる前、人気絶頂の時期に大学の学園祭に北方謙三と一緒に来た時に見たけど、かっこいい男だったなあ。彼の文章を読んでスポーツライターに憧れたものだった。

江夏の21球」。1979年の日本シリーズは、当時野球少年だった私は、もちろんリアルタイムでテレビ観戦してたし、石渡がスクイズ失敗したのも覚えてる。でも、その裏にこんなドラマが隠されていたのかなんてまったく思いもしなかった。江夏と衣笠のつながり。何となく分かる。カープの中でも、江夏、衣笠、そして、このシリーズでMVPになった高橋慶彦って、スターなんだけど異質な感じがした。

衣笠は、この本の中でも、別な作品にも登場。山際淳司と一緒にクーパーズタウン野球殿堂に行ったエピソードが紹介されてる。

どの作品も、素晴らしい読み物。1995年に亡くなってなければ、どれだけの作品を生み出したのだろう。