今日のカープ本:『すごい! 広島カープ 』
2014年に出た著者の『広島カープ論-蘇る赤ヘル』の改訂版。
表紙の帯もマエケンから黒田に代わってるがこれがまさにこの本の改訂の流れを表している。
「蘇る赤ヘル」というサブタイトルからも分かるように、75年の初優勝からの黄金期のカープと、エースのマエケンが引っ張っていた暗黒期を抜けだそうとしていた2014年のカープを対比させながら、継承してきたカープの伝統と変わりつつあったカープを上手く書いていたが、今回の改訂でさらに黒田と新井が戻ってきてマエケンが成し得なかった優勝を果たそうとしているところを追記して、ストーリーは完結した。
カープは変わったようで、やはり、脈々と受け継がれてきた伝統の上で優勝出来たことが、自分のような黄金時代を知る人間には嬉しい。面白かった。