今日のカープ本:さらば、東出輝裕。『惜別球人 プロ野球 時代を彩った男たち 山本昌、谷繁元信、谷佳知、関本賢太郎、東出輝裕、木佐貫洋』
惜別球人 プロ野球 時代を彩った男たち 山本昌、谷繁元信、谷佳知、関本賢太郎、東出輝裕、木佐貫洋
- 作者: 松田裕司,長谷川晶一,五反田康彦,宇佐美圭右,松下雄一郎,矢崎良一,津川晋一
- 出版社/メーカー: ミライカナイ
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
今シーズンでユニフォームを脱いだ名選手たち6人、山本昌、谷繁元信、谷佳知、関本賢太郎、東出輝裕、木佐貫洋。
最近、気になるスポーツライター、長谷川晶一氏(『プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた! ~涙と笑いの球界興亡クロニクル~』の著者)も書いていると知って読んでみた。
その長谷川氏が書いた木佐貫の話も良かったけど、ここは、やっぱりカープの東出の話が一番いい。
この6人の中では一番地味かもしれないけど、カープファンとしては忘れられない選手だし、中国新聞で「球炎」というコラムを書いている五反田康彦氏が書いており、なかなか読ませる内容になってる。
ドラフト1位で入ってすぐに一軍で試合に出るようになった東出が、思うような成績が残せず苦しむ姿、チャンスをモノにし、レギュラーになりながら、ケガで引退を余儀なくされる様子など、五反田氏の筆を通し、東出の口から語られると切なくなる。
きっと、この苦しい経験が東出を名コーチにしてくれるんだろう。ガンバレよ、東出。これからも応援してる。
東出が若いころ前田智徳の運転手を買って出て、打撃術を教わろうとしたっていうエピソードは良かったな。