去年、引退した廣瀬純の著書。カープのコーチ就任も決まり、その記念に読んでみた。
法政で三冠王を取ったり、シドニーオリンピック代表に選ばれたり、カープでも連続打席出塁の日本記録を作ったりと恵まれた野球人生かと思いきや、実はケガ続きで苦しい現役時代だった。
でも、強肩の外野手好きだった自分は贔屓の選手だった。
去年の引退試合も記憶に新しい。菊地と泣きながら抱き合ったシーンでは、もらい泣きした。
この本を読むと、真面目で温かい廣瀬の人柄が伝わってくる。
きっと苦労人の廣瀬は、カープの若い選手たちのいい兄貴分になるだろう。